ウチグ

¥23,760
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老舗鍛造屋さんの一品 “打つ”に特化した新感覚キッチンツール』

目次
• ポイント
 1. 食材を”打つ”ことに特化したキッチンツール
 2. ”打つ技”を手にすることで作り方も味わいを広げる
 3. 長年自動車部品を製造してきた「鍛造」による品質と耐久性
開発チーム
製品仕様

ポイント①:割る、たたく、潰す、揉み込む、練るといった、食材を”打つ”ことに特化したキッチンツール


食べた時のおいしさは、味付けだけではありません。歯ごたえがほしいのか、ほっこりさせるのか、味付け以前に食感にこだわるなど料理のおいしさは複合的です。

柔らかくておいしい、なめらかでおいしい、食材の味をしっかり感じるからおいしい、作ることが楽しくておいしい、環境に優しいからおいしいと様々な食感が楽しめます。

使い方

①食感を調理する



じゃがいもは崩すだけでなく練りながら潰すことでとてもなめらかな舌触りに。ポテトサラダもマヨネーズ不要。練る程度によってやわらかなマッシュにしたり、なめらかなコロッケにもなります。

かぼちゃやくるみ、ナッツなどは、粗めにしようか、粒感をだそうか、料理をイメージしながら思うままの食感に。

ごぼうやキュウリは面に落として叩くように裂いていきます。繊維にそって割れた食材は歯ごたえがたのしく、味もよく絡みます。

②力加減で料理する


ウチグは面で力をかけます。強めに叩く、むぎゅっと潰す、トントン崩す、力加減で食材を扱う、かゆいところに手が届く道具です。

調理法を変えるだけで新たな使い道も発見します。にんにくを潰したことはあっても生姜を潰したことはないのでは。生姜は数回打つと簡単に崩れ、お味噌汁や鍋に入れればぐっと風味が変わります。

③重みをいかして揉みこむ

ウチグは食材や調味料を揉み込む時にも大活躍。軽く落としながら使うことで、小さな動きで食材を揉み込みます。

厚切り肉をほぐし広げれば、とてもやわらかい口あたりに。塩やハーブも一緒に擦り込んで、下味がしっかり馴染みます。野菜に塩味をふって揉み込めば、即席浅漬けが完成。ウチグはハンディな漬物石のようにも使えます。

ポイント②:”打つ技”を手にすることで食材が本来持つ美味しさを引き出し、作り方も味わいももっと広げます

商品の特徴

①丈夫で長く使えます



水回りでも錆びにくい、一般的なSUS304よりも耐食性にすぐれたSUS316を使用しておいます。ステンレスは不動態皮膜という薄い酸化膜がつくられることで錆びにくくなりますが、特にSUS316は傷がついても自己修復作用が高いので、海水や潮風に触れる建設工業設備にも使用されている素材です。

鍛造による金属一体型で、油や食材の染み込みの心配もなく、食洗機使用可能です。

②日々使うことを想定したハンディサイズ



カトラリーのようなハンディサイズ。キッチンにも手の平にも馴染みます。

ウチグは重すぎず、軽すぎず絶妙な重さをねらって設計しています。

③ボールの中で調理しやすい

複数の食材や調味料を混ぜることを想定し、ボールの中で食材を返しやすいよう設計しています。ボールに一挙に食材をいれれば、たたき割り、つぶしながら、和えることができます。ポタージュやクリームソースなど、だまを崩しながらなめらかに混ぜ合わせていくことができます。

側面の壁にのぼりあがってくる食材を落としながらつぶしたり、別容器へ移す時に残らずこそげることができます。

ポイント③:長年自動車部品を製造してきた「鍛造」による品質と耐久性

創業以来「鍛造」という技術を主軸に、80年に渡り自動車の部品をつくってきました。高温に熱した金属を打ち叩く作業を「鍛える」といいます。鍛えてかたちを造ることで金属繊維が密につながり、たとえ同じ見た目でも強度が大きく優れます。

職人が鍛錬してつくった鍛造の一品が丈夫で手馴染みよい道具となり、食材の美味しさを引き出します。

ウチグは1本のステンレス材からつくられます。約1250℃に熱した材料を3回に分けて打つことで、強度を持たせつつ成形し、バリを取り除きます。鍛造の工程、バリ取りの工程を行い、鍛造されたウチグはベルトコンベアで冷やされながら、次工程へと運ばれていきます。

徹底した品質管理の下、ウチグをつくるにあたって旭鉄工の熱間鍛造技術を詰め込みました。鍛造工程の後は1本ずつ手作業で丁寧に磨き、仕上げていきます。磨き工程の後、ショットブラスト加工で表面全体を整え、持った時に滑りにくくしています。

開発チーム

メーカー:旭鉄工株式会社


旭鉄工株式会社は愛知県碧南市に本社を構える自動車部品製造メーカーです。『熱間鍛造』により強度の高い製品をつくることを最も得意としています。

圧縮空気で金型をもちあげ、約1250℃に加熱した金属素材に自由落下させて成形するエアードロップハンマーで打撃・加圧する製造方法です。

創業から80年。自動車に使われるエンジン部品やトランスミッション部品などを製造し、自動車産業を支え続けてきました。

デザイナー:Nyokki(三谷悠、八幡佑希、柿木大輔)


日々の何気ない会話や行動、現象の中で気づいた違和感を発端に、より良くできる視点を発見します。人々の生活や社会、そして地球環境に向けて、実はそこにあったけれど気づいていなかった“抜け道”のあるアイデアを提案します。

サポーター:AMN


「ウチグ」は商品開発プロジェクト「Aichi Design Vision」で開発されたプロダクトです。「Aichi Design Vision」では、モノづくり企業と企業の技術に惹かれ想いに共感したデザイナーによって消費者の皆さまの生活を豊かにする商品を開発しています。

製品仕様

製品名 ウチグ
寸法 底面50 x 43mm 高さ147mm
重量 243g
素材 ステンレス316
用途 食材を打つための道具
製造・販売 旭鉄工株式会社
デザイン Nyokki
企画 AICHI DESIGN VISION

FAQ

鍋の中で使用して、持ち手が熱くなりませんか?
ステンレスは他の金属にくらべて熱伝導率が低いのが特徴。すぐに熱くなることはありませんが、長時間高温にさらした場合は取り扱いに十分ご注意ください。
食材を打つ時に、食器が割れる懸念はありませんか?
陶器やガラス器など割れる可能性のある食器を使う際は、強い衝撃を与えないよう十分注意してご使用ください。
錆びることはありませんか?
ステンレス鋼は表面に酸化皮膜(保護膜)をまとい、腐食に強い素材として広い範囲で活用されています。しかし一定の使用条件においては保護膜が形成されにくくなり腐食することがあります。ステンレス鋼の腐食の原因は下記の通りです。

塩化物の付着

ほこりなどの微細な付着物による不動態皮膜の不安定化、塩化物付着の助長

もらい錆(異種の錆びやすい金属の付着、大気中の鉄成分)

酸性やアルカリ性の強いものとの長時間の接触(社内で塩水噴霧実験を行ったところサビが確認されました【試験条件】関連規格 JIS Z 2371、NaCl濃度 50 ± 5 g / L、噴霧溶液pH 6.5 ~ 7.2、試験温度 35 ± 2 ℃、噴霧量 1.5 ± 0.5 ml / 80 cm2 / h、試験時間 48時間)

一般的に”サビに強いステンレス”とはいうものの、このような環境下ではサビが発生してしまいます。付着物は放置せず家庭用中性洗剤できれいに洗浄して保管してください。
お手入れ方法はありますか?
定期的に使用し洗浄することで、もらい錆を防ぐことができます。

ステンレス製品をいつまでも美しく保つには

しょう油などの塩分があるものが付着したら放置せずに洗浄する。漂白剤を使用しない。万が一、漂白剤を使用したらすぐに洗い流す。塩素系ヌメリ取り剤は使用しない。金属タワシや缶詰など他の金属類が付着した状態で長時間放置しない。

もらい錆などが発生してしまった場合

軽度の場合は中性洗剤や石鹸水で落とすことができます。落ちない場合は市販のステンレスクリーナーやクリームクレンザーで除去できます。

重度の場合は耐水ペーパー(#1000~1200)を水に濡らしてお使いください。表面肌にムラができますが、綺麗に洗い流し拭き取れば問題なくお使いいただけます。